2004年7月20日 ベンチャービジネスのサポートオフィス

 先日、中国や東南アジアで大成功している人たちの特集をテレビ放映していた。ビジネスはいろいろで、例えばある製品を作る工場を大きく展開し世界的にシェアをとったり、高級ショッピングモールを展開したりなど、確かにうらやましいかぎりの成功である。しかし、裏を返して読むと、例えばさんざん日本で作っていた製品がコストが合わず、低賃金・低コストの中国で製造したら大きな仕事になった。あるいは、日本や米国で流行・成功したビジネスを中国ではじめてみたら大いにヒットした、というふうに解釈できる。これは日本のいつか来た道である。

 米国で流行るものは必ず日本でも流行る。米国で成功した製品は契約して日本で製造する。安くてよいものを作れば当然売れる。当時の日本は欧米に視察行って、面白いものを見つけて、それを国内に紹介すればそれで商売ができた。
 例えば「フランス製」、「アメリカ製」が大きなステイタスと価値を生み出すこともあった。もちろん最近では「日本製」が世界的に大きな信頼の証にもなっている。
 日本はそうやって高度経済成長時代を生き抜いてきた。この方式は今はすっかり中国のものになってしまったようだ。今の日本ではこの方式で経済成長することができなくなってしまった。良いものを安く作るのが通用しなくなってきた。
 世界にひとつだけのもの、まさにオンリーワン、オリジナルに活路を見出していかなければならない。

 米国の真似をして商売するのが通用しないのだから、もう自分で考えてなにかユニークなことをするしかない時代になってしまった。
 国や自治体では、なにか特別な技術やノウハウでビジネスを立ち上げようとする人たちに色々な支援をしている。景気は回復してきたといっても、まだ明暗は際立っており、旧態のビジネスモデルでは浮揚の可能性が薄くなっているのも現実である。そんなに高度な技術を必要としなくても、こんなビジネスもあるのかと感心する場合もある。

 個人が起業しようとしたとき、もちろんお金も必要であるが、オフィスが必要となる。普通だったら、自宅を事務所代わりにしてしまうことも多いが、作家ならともかく、来客・打ち合わせ・アクセスなどを考えるとどうしても自宅というわけにはいかない。少なくとも、電話・FAX・パソコンは必須、また、外出が多くなるので、事務員も置きたくなる。部屋代と合計すると月額はばかにならない。
 便利な時代になったのかこのあたりを低価格で提供してくれるソリューションがある。最小で机ひとつから10坪程度までの事務所があり、訓練を受けた女性が電話代行、会議室、談話室など、来客にも十分対応できる。コーヒー・お茶などもサービスされるので、効率一点張りの地方の大手工場の打ち合わせ室よりも数段快適である。これらの付加サービスが単なる部屋貸しと違うところである。
 ここにはそういった人たちが集まるので、情報交換や、なにか活力とか元気を共有し自分のモチベーションを高めることもあるのかもしれない。インターネットもLAN回線が来ているので自分で通信料を払う必要はない。また、立地も駅などに近く電車利用にも便利である。これが月額30000円位から部屋の大きさに応じて利用できる。
 もし、その気があるのなら下記ページを参照してみてください。
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