2004年8月5日 さいたま市の食品卸市場で プチ小旅行気分

 地元の人は知ってる人も多いかもしれないが、上尾に近い さいたま市 吉野町に食品卸市場がある。基本的には業者相手の商売だと思うが、一般人がその市場内にある食堂を利用することは全く問題ない。仕事柄平日に行くことはできないが、日曜でも昼の時間は食堂店は営業している。市場のほうは休業だから閑散としている。シャッターが閉められたり、ビニールシートで店舗は囲われている。時おり人が市場に出入りするのを見かける程度だ。

 食堂は入り口から左手に5−6軒ならんでいる。メニューは各店とも海鮮物が多い。手書きメニューや写真が店の外から、中までおびただしく貼り付けられている。店の作りはほどほどに安っぽいところがいい。まるで地方の港町の食堂に入ったような錯覚を覚える。制服とマニュアル応対のファミレスに慣れた人には、ある意味なつかしさを感じるかもしれない。

 メニューの魅力はなんといってもそのボリュームにある。例えばお刺身定食は1000円だが、かなり刺身の量がある。上品な店の2倍くらいだろう。
100円の回転寿司10皿食べるより質・量も上回るのは間違いない。
 海鮮定食は1500円だが、似たような刺身の盛り合わせにウニ・いくらが追加され、さらに20センチくらいの海老フライが2本つく、これが市場関係者向け仕様なのか、食べ盛りの若者でも十分OK牧場である。

 市場なので鮮度に問題はあるまい。さらに、市場からどことなく港や海の香りがしてくる。一瞬 海のない埼玉にいることを忘れる。