いやいや どーも どーも 米朝会談

 米朝会談について、大失敗あるいは北の大勝利という評価が多数を占めている。
たしかにガツンと言ったかといえばそうでもない。逃げ道ズボズボの非核化宣言
といわれてもしかたがない。日本にとっても拉致問題をとりあげていただき、と
りあえずは今後の日朝会談の道筋を付けたということでは、まったくの失敗会談
とは言い切れないだろう。総理が何度もトランプ氏と電話を含めて会談しそれこ
そ「口を酸っぱくして」「ダマされないように」と念には念を入れたはずだ。
 しかし、結果は満足のいくものではない。日本国中になにかやりきれない
「あーあ」というため息がもれたかのようである。

 あれほどの強引で激しいトランプ氏ならきっとやってくれるだろうと期待した
のだが、結果的にはこんなところになってしまった。小生これを見てトランプ氏は
誰かに似てると感じた。それは平成のテキトー男 高田純次氏だ。つまり拉致
問題や核の問題解決を高田純次に頼んじゃったという感がある。似ている立場と
しては、昭和の無責任男 植木等か。つまり頼んだオレがバカだったと猛省しな
ければならない。もう誰も頼れないのである。今こそ自分の力で問題解決してい
く方法・努力が必要なのである。結局は軍事力を強化しなければ、日本の言うこ
とは何一つ世界で通らないのである。地球上には警察はない。国連は機能しない。
この現実の上で、武力・経済力しか国家としては頼ることができないのである。

 黒船方式のように日朝会談するときは、平壌近くの海上に、軍艦を並べ、空に
戦闘機をブンブン飛ばしながら交渉に入りでもしない限り、問題は解決できない。