将棋の世界から


 言わずものがな、藤井聡太君の活躍は将棋界
に大きな貢献をしている。もはや気安く君とは
呼べず、先生というしかない風格すら漂わせて
いる。小生 将棋は全くの素人で、駒の動かし
方を説明書を見ながらなんとかやっている程度
である。我が娘も同程度の素人であるがさすが
に頭脳の若さで、駒の動かし方から、どの駒が
どこに効いているのかの把握能力もあり、わが
身のロートルさをいやがおうにも知らしめられ
るのである。したがって容易に勝つことはでき
ない。

 将棋は戦争のシュミレーションとしてゲーム
化されたものである。ルールとしては相手の王
将を取った方が勝ちである。実際は本当に王将
を取って勝負がつくのではなく、その一歩手前
で自分の万策が尽きて、王手を受け入れざるを
得ない段階で「参りました」と投了するのであ
る。ギャンブル嫌いの小生にとってはこの場面
が一番嫌いで、例えばスポーツならば体格、体
力で負けるのは納得できるが、こと頭のスポー
ツともいえる将棋で負けるのは、何か「オマエ
はすでにバカなのだ。」「ひでぶ!」というよ
うな屈辱感がどうにも不愉快なのである。勝っ
たら勝ったでうれしいかというとそれほどでも
なく、隠してあげたらいい相手の愚かさを白日
の下に引きずり出してるようで申し訳ない気持
ちになる。こんな性格はギャンブルには全く不
向きなのだろう。

 しかし、いわゆる本将棋というものを数ゲー
ム対戦して気が付いたことがある。「ゲームで
はあるが、これは残酷なゲームだ。」というこ
とだ。つまり相手の強い駒をとるために、例え
ば「歩」を取られると分かっていながら進め、
 これをわざと取らせてから、別の駒でその強
い駒を取るいわゆる「捨て駒」作戦がある。ゲ
ームだし、駒という木片なので、どうという話
ではないが、これがリアル戦争であれば、この
捨て駒作戦を我が日本はできるのであろうか?

 まだ、百歩ゆずって戦国時代、あるいは中国
の三国志時代ならあったかもしれない。しかし、
現代ともなれば、例えば自衛官、それなりの高
度な教育と訓練を経た最高錬度の人間がただの
一人でも捨て駒にするわけにはいかないのであ
る。

 しかし、捨て駒作戦になんの躊躇もない国が
ある、それは中共である。まさにウイグルでは
臓器移植用の臓器を生きた人間からジャンク部
品取りのよう摘出販売している。ついでに民族
殲滅もできるので一石二鳥という倫理感も宗教
観も超越した、超人類なのか、アウトオブ人類
なのか?自分と関係ない人はどうでもいい、
党は生殺与奪の権利を持っており人権尊重など
という言葉は有名無実なのだ。

 技術を盗み、デザインを盗み、ウイルスをば
らまき、有害物質を垂れ流し、世界中のマスコ
ミ、教育、政界にスパイ浸透工作。テレビしか
見ない情報弱者の脳神経を乗っ取りゾンビ化さ
せる恐ろしい存在。奥様がご主人の言うことを
聞かずに坂上忍や関口宏の言うことを聞くよう
になったらもう感染してるようなものだ。

 つまり将棋でいえば、相手は無限に捨て駒を
投入できるということである。
 さらに実力があるのに凶器と反則攻撃を常時
多用するプロレスラーEVILのような存在。
 
 じゃあ絶対に勝てない相手なのか・・・

 たしかにここまで力をつけてしまった状態で
は容易なことではない。

 先に将棋は相手の王将を取るゲームだといっ
たが、そんなルールがあるか知らないが、戦う
前の最初の一撃で王将を取ってしまえばいいの
ではないか・・捨て駒たちのムダな血は流れな
い。だからマンガの世界ではゴルゴ13が活躍
する。

 いずれにしてもあの国は世界の仲間と協力し
合って自分の分をわきまえるということができ
ないのである。始皇帝の時代から自らが世界の
中心でなければならず、その範囲を無限に、宇
宙まで広げていきたいという中華思想。尖閣沖
に連日の公船侵入、さらに日本政府に対し、こ
のあたりで日本漁船は漁をするなと命じるなど
露骨な領土拡張行動を隠さぬ状態となった。

 さらに情けないのは日本のマスコミ例えばテ
レビ朝日はこうした問題は取り上げにくく中国
からチェックが入り・・と言っているのである。
いつからテレビチャイナになったのだ?新聞、
教育、官僚、政治、すべてにおいてチャイナの
浸透工作はすさまじく、健全に発展しようとし
ている我が国の足首にずっしりと錆びた鎖がか
らみついているようだ。

 工作員かシンパか知らないが、あの国は貴方
を「捨て駒」にすることになんのためらいもな
いということだけは言っておこう。