ひらめき王子松丸くん

クイズ謎解き制作の松丸亮吾君

 風貌からいってもクイズ王子と呼んで
もいいかもしれない。

 彼のクイズはつまり回答があり、そこ
に至るまでの過程をルールを作ってバラ
バラにする。

 ここからがクイズで、このカオスを提
示されたルールに従って解析、組立てし、
回答に到達するのだ。途中に色々なトラ
ップがあり、常識的なあるいは経験的な
思考がしくじりを誘発させるのだ。回答
すれば、まあそれなりの達成感はあるの
だろう。しかし小生からすれば、申し訳
ないが何も面白くないのだ。これはルー
ビックキューブの得意な人を見るのと同
じで、あっと言う間に各面の色をそろえ
る。すごいと思うが「それで?・・」と
いったら意地悪か・・

 つまり最初に答えがあるものを壊して
答えに達する。なんの生産性も創造性も
ない。頭の体操かもしれないが、正直何
の体操にもなっていない。

 我々は皆 明日を知らずに生きている。
 答え無き明日に向かって今日を生きて
いる。考えられるベストで今日を過ごせ
れば。そしてその積み重ねが人生だろう。

 誰もが時という大河に流され、行き着
くべき所に行くのだ。

 この大河の行く末を誰も知らない。

 答えの決まっているクイズなぞやって
るヒマはないのだ。

 ルービックが出来ず、クイズが解けな
い哀れなジジイのヒガミ遠吠えと言って
いただければそれもまた良し。

 昔、中国では科挙といういわゆる公務
員試験があった。内容は「論語」とかを
丸暗記すれば回答できるのだ。そう考え
ると、日本でキャリア官僚になれる人は
このテストが抜群に優秀なのである。

 回答のある問題を解くのだから先のク
イズと同じだろう。成績の良い者から合
格だ。これがおかしい。現在LGBTだの多
様化だの講釈を垂れているなら、なぜ成
績の悪い人間を排除するのだ。差別では
ないか?死ぬほど練習しても100メー
トルを9秒台で走ることは到底できない
のは当然であり、仕方がないのである。

 これはこうした試験でも同じで、死ぬ
ほど勉強してもある程度以上の成績はと
れない人が多数いるのはしょうがない。
 勉強すればだれでも100点がとれる
というわけにはいかない。

 成績上位から採用すればその集団は片
寄りができる。正しい、平均的な国民と
は言えないのである。正直いって現在の
官僚は東大に偏り過ぎて弊害が生じてい
る。

 つまり成績上中下と3等分し、成績順
ではなくその上グループから抽選で5割
中グループから4割、下グループから1
割を採用する方法であれば、正しい官僚
になると思う。

 せっかく勉強したのに抽選で負けた人
も出るだろう、これが民間に、あるいは
起業するなら、未来の国の宝になるのだ。