力無ければ理不尽大王に蹂躙される。


 無条件にはしゃげないゴールデンウィークと
なった。今年の正月には、冬季五輪後にC国が
T湾に武力侵攻するのではないかと心配してい
たが、R国の本格的なU国侵攻には驚いた。


 実際は米国インテリジェンスでは去年あたり
から「アイツはきっとやる」という情報が入っ
ていたようで、どっぷりと平和ボケ楽園に浸っ
ていた我々に頭から冷水を浴びせられたことに
なった。明らかになってしまったのは、「国連
は機能しない。」、「米国は自国兵の血は流さ
ない。」、「核の恫喝はとてもよく効く。」
ということである。


 また、条約や国際法など都合が悪ければ守ら
ない。ウソをつくことに罪悪感なし。隙あらば
奪いに来る。「約束はするが、守るとは言って
ない。」この調子だ。冷水のうちはまだいい。
次は焼け火箸を押し付けられるかもしれない。
となれば、我が国は何をなすべきかは明らかで
しょう。南も北も、また北陸も、3方向に十分
すぎる準備、対策を用意し、下品な表現かもし
れないが「舐められない」姿勢をとる必要があ
る。

 はっきりしたのは、弱い奴には圧力をかけ、
強い奴にはあまりかかわらない、ということで
ある。つまり圧力をかけられたくなかったら、
強くなるしかないのである。

 ロシアは武力の少ないウクライナを世界の批
判を全く気にせず平気で蹂躙する。米国は自国
兵のの血は流したくないので、武器支援だけ行
う。プーチンの核の恫喝に全世界がおよび腰に
なる。国連は誕生した時から機能不全、常任理
事国が始めた戦争は国連が止めることはできな
い。第一、元はと言えば常任理事国はソ連と中
華民国でスタートしたはずなのに、いつの間に
か、ロシアと中華人民共和国が居座っている。
この2国は部外者だろう。ロシアを除名し、中
華民国、すなわち台湾を常任理事国にすべきで
ある。なぜそうなったかは各自ネットで検索し
てください。教科書には書いてない。
 国連は解散させる。あるいは、中露を除いた
自由主義の国で構成された別の組織を構築すべ
き。ほんとに頭にくる。
 
 今回のウクライナ侵攻は、どう考えてもプー
チンのカルト妄想から始まっているとしか考え
られない。合理的な理由などない。つまり、地
下鉄にサリンをまくあの教祖とやってることは
変わらない。あるいは聖戦なる妄想に取りつか
れ航空機をニューヨークのビルに突っ込ませた
9.11テロ、核の恫喝はそのままテロ(怖が
らせる)行為そのものである。解決策は、とり
あえず首謀者の除去だろう。

 あるテレビワイドショーを見ていたら、「学
生たちに聞いてみました。この戦争を終わらせ
るにはどうしたらいいでしょうか?」その答え
として「プーチンの暗殺」という回答が出たと
たんに、司会者、コメンテーター全員が眉をひ
そめた。言下に「なんてひどいことを言うんだ」
という意味だろう。しかし誰もが考える一番手
っ取り早い解決策、つまりほぼ正解なのではな
いだろうか?それ以外の効果的な解決策がある
なら、教えてほしい。「話し合い?」「外交努
力?」、話し合いも外交努力もやってますけど、
彼が言うことを聞かないのでどうしたものか。
という状態です。彼ひとつの首で何千人の命が
助かるならば、その方がコスパがいいのではと
いうのは危険な考え方なのでしょうか?

 しかし、彼を取り除いた後、もっとスゴイ男
が来るかもしれないというリスクはある。結局、
一旦、国を分解して細切れにするしかないだろ
う。
 言語も宗教も民族も違い、また地理的条件も
大きく異なる巨大な国を統治するためにには強
権的なトップが必要という方法はもう無理なの
ではないだろうか。なまじ大きいから、もっと
大きくなりたいという、つまり病的思考が災い
を生む。

 テレビやネットでも様々な情報が錯綜してい
る。どっちが悪い、降伏したら命が助かるとか
メディアで軽々に語る有名人がいるが、現実は
甘くはない。投降したらまず助からないという
リアルを理解できないのだろうか?あの人たち
は幼児、女性に対しても無慈悲な暴力を振るう
鬼畜なのである。この「暴力」という言葉が何
を意味するのかは、書けるようなことではあり
ません。ご想像ください。

 昔の日本兵のように規律正しくとか、捕虜に
対しては国際法に準じてなどということはない
のである。これは大東亜戦争末期で我が国民が
さんざんやられてきたことだ。

 プーチンは侵攻の正当性について屁理屈を語
るが、民間人や民間施設に問答無用のミサイル
攻撃は許されることではない。誰がどう見ても
完全な戦争犯罪でしかありえない。一定の期間
が過ぎ、停戦になったとき、国境線を元の位置
にもどせるのか、あるいは侵略した前線を国境
にするのであれば、「やった者勝ち」の無法者
が許される恐ろしい世界だ。

 望ましい結果があるとすれば、U国がクリミ
ア半島を含め元の国境線までR国軍を追い出し、
そこで停戦、R国に対し賠償を要求する形だが
そこまでいけるかどうか。仮にそうなったとし
ても、両国の失われた命は帰ってこない。なん
のためにこの戦争が行われたのか、総括しなけ
ればならない。プーチンの頭の中「帝国の復活」
という妄想だけではじまったとすればこれほど
罪深いものはない。

 イデオロギー、宗教から来る危険な妄想。人
類はこの危険分子をトップに祭る愚を何回繰り
返せばいいのだろうか?

プーチン
スターリン
レーニン
習近平
毛沢東
金日成
金正恩
ポルポト
ビン・ラディン
ヒトラー

あるいは暴力テロ集団が国の運営能力もない
のに国を統治するアフガニスタンのタリバン

上げたらきりがない。

 おそらくこういう言い方は批判されるかもしれない。
「ウクライナはよく戦っている。」 もし大統領が亡命
し、兵士がすぐに白旗投降してたら、西側諸国は支
援もプーチン批判も少々だろう。もし、我が国に有事
が起きたら、我が国民が全力で反撃しなければ同盟
国のアメリカだって助けには来ない。

「ウクライナに栄光あれ。」