| 二束三文 価値がないことの表現として使われるが、この三文とはネットで調べたら現代の価値感にすると約60円相当らしい。 さて、テレビやネットでは色々な買い取り業者が宣伝をしている。もちろん町にも買い取り、中古販売の実店舗も多い。テレビの番組では、不要になった製品を持ち込み買い取ってもらう。具体的な金額は表示されないことが多いが、買い取ってもらった演者が「えーっ!こんなにー!」などとかなりの高額を提示されたかのように驚いている画を作っている。だが実際は大きく異なる。当たり前かもしれないが買い取り業者にしてみれば、高く売れる自信のあるものならある程度高く買い取る。また、業者間の競争もあるだろうから、ブランド製品などではある程度の業界内の相場というものがあるのだろう。だが実際に売却したいものはブランド品ではなく使用しなくなった物だったりするわけで、これがどうしてどうしてなかなかなのである。 その一 オーディオ機器、小生も使用しなくなったオーディオ機器があって、すべては完動品である。YAMAHAのスーパーウーハー、SONY オートリバースカセットデッキその他スピーカユニット、小物色々。これをネットでも有名なオーディオ買い取り屋さんにお願いした。本来ならヤフオクなどで出したほうが高値なのは間違いない。しかしこのスーパーウーハー、重量が50kgもあり梱包、発送が厄介なので引き取り対応のこの業者に依頼した。体格の良い青年がやってきて、なにかスマホをいじりながら査定していた。自分でもこのくらいになるかなと予想していたが、提示された金額は予想の十分の一位で一瞬目の前がクラクラしてしまった。 逆の意味で「えーっ!こんなにー!」と相成ったのである。各機材はそれなりに思い入れもあり、欲しくて買ったものだ。そういう多少なりとも愛着がある製品がまさに二束三文の査定なのである。決して満足ではないが、こいつが誰かの手元に行ってかわいがってもらえれば、と自らを納得させた。 その二 我が家に親戚の誰かからもらった鹿の置物があった。鉄製である。正直我が家にとっては邪魔以外の何物でもない。その他メタリックの花瓶や5個セットのグラスなどをこの辺では有名なリサイクルショップに持ち込んだ。受け付けはすぐにできる。引き換えの整理券をもらい。査定完了のメールを待つ。 約2時間後、提示された金額は250円。うーむ、捨てる時に金をとられることもあるから ま、いいか。ただし近場とはいえ、往復のガソリン代を考えるとプラスマイナスどうなってることやら。 その三 漫画色々、17冊全巻そろってるのや手塚治虫のオムニバス集などそこそこの量をやはり有名な書籍買い取り店に持ち込んだ。査定が出た。想定の10分の1程度のぶったたき値段、古めの本は単価5円、少し新しいと10円程度、漫画はすなわちそれが読みたくて買った本である。いくらなんでも「これだけ?」という査定価格。 総評 いい経験になったが、オーディオ機器にせよ、マンガにせよ「好きで、欲しくて買ったもの」である。これらがこの査定価格。 好きで一緒になった妻や家族を侮辱されたような思いと言ったら言い過ぎだろうか。一所懸命勉強したのに、赤点の通知表を突きつきつけられるとか。今年は営業努力して全力で頑張った、売り上げも結構いってるはずだと期待してたのに、結果が赤字の決算書。背中に冷たい汗が走り、言葉にならない不快感と「やってらんねぇ」と経営を投げ出したい絶望感の交錯。 もちろん転売できる保証のないものを買い取る方もリスクがあるのは理解できる。しかし なんかなぁ。あまりおもしろくはない。 で、どうする? 次に買い取りしてもらうマンガを整理し始めるか・・ 人にコケにされるのに慣れてる人やそっち系の趣味のある人にはいいかもしれない。 |